【事例】自然と共に生きる宿 – 農家民宿「具座」というブランドを伝えるポイント

はじめに

「お店の雰囲気が素敵だから伝えたいけどうまくいかない」

「形のある商品を売っているわけじゃないから、映像で撮影するのが難しい」

「言葉で説明するのは難しいから、いつも㏚に苦労する」

皆さんはそんなことを思ったことがありませんか?

今回はそんな悩みを解消した、ある民宿のイメージPV制作事例のご紹介です。

PVを制作させていただいたのは佐賀県にある農家民宿「具座(ぐざ)」

この宿の魅力は「日本の山里での暮らしを体験できること」にあります。

しかし、その価値は実際に宿泊して体験しなければ感じにくく、言葉や映像でも捉えにくいものでした。

そこで、今回のプロモーションビデオ(PV)制作では、こうした「形のない価値」をどのように映像で表現し、伝えるかが大きなポイントとなりました。

ちなみに、これからお話する手法はカフェや美容サロン、教育、医療・介護業界など、他のさまざまな分野におけるPV制作にも応用できます。例えば、人材採用PVや、店舗の雰囲気・空気感を伝える映像制作においても有効です。

今回のPV制作では、まず宿の魅力を徹底的に取材することから始め、そこから感じ取った「具座」ならではの価値を映像に落とし込むことにしました。

具座の魅力とは?

具座(ぐざ)は、佐賀県佐賀市に位置する標高約400メートルの山里にある農家民宿です。

取材を進めていくと、ここは単なる宿泊施設ではなく、訪れる人々に山の自然や田舎の暮らしを心から体験させてくれる特別な場所であることが分かりました。その証拠に、宿で体験できる特別な体験を求めて国内外からの宿泊客が絶えず、特に韓国、中国、遠くはアメリカなどからも多くの人々が訪れていることが分かったのです。

更に調べていくと、その魅力の根底にあるのは、「農家が営む宿」であることに気付きました。

宿泊客は築100年以上の納屋を改装した趣のある空間で、農家ならではのユニークな体験を楽しむことができます。

例えば、宿の目の前で収穫された新鮮な野菜を使った料理を味わったり。

他にも薪割りや山菜摘みといったアクティビティは、まるでこの村の人々が季節ごとに感じている山里の暮らしを“日常”に近い感覚で体験することができるのです。

結果、ここには決して押し付けがましくない、穏やかな宿の時間がここには流れていて、宿には人々が自然と触れ合い、リラックスできる環境が生まれています。

この味わい深い魅力を、どのように映像で表現するかが今回の課題でした。

農家民宿具座の宿泊棟 築100年以上の納屋を改装している

ストーリーテリングで伝える「暮らしの共有」

具座(ぐざ)のオーナー、藤瀬さんご夫妻は、訪れる人々との「暮らしの共有」を何より大切にしていました。

何故なら、時間を共有することが山里、三瀬の深い魅力を訪れる宿泊客にとって身近に、親しみを持って感じてもらえる方法だと考えているからです。

時間を共有する間、藤瀬さんたちは決して訪れた人たちに何かを押し付けることはありません。

訪れた人たちが山里での一泊二日の時間を感じるままに過ごすこと。その中での気づきから尋ねられた時、初めて答えること。そうした体験が訪れた人たちに本物の深い喜びを与えていることが分かりました。

私自身も宿泊者としてお世話になり、その魅力を身に染みて感じました。

そこで、この「山里の暮らしを共有する時間」を映像の核に据え、具座が持つ本質的な価値を物語として綴ることに力を入れました。

具体的なアプローチとして、オーナーや宿泊者との交流、自然との調和、そしてその場で生まれる感動を映像に収めることに注力しました。この映像を通じて、見る人に「行ってみたい」と思っていただけるような、心に響く作品に仕上げることを目指したのです。

四季を通じた撮影と具座の自然美

具座の魅力を俯瞰して見ると、四季折々の美しい自然の中で過ごす体験がその核心にあることが明らかになります。

そこで、私は春の田植え、夏の川遊び、秋の稲刈り、冬の囲炉裏といった具座の一年を映像で描くことにしました。

これにより、その土地ならではの豊かな四季の移り変わりをリアルに表現し、見る人に具座の魅力をより深く感じてもらえると考えたからです。

更に本編の制作中に、この四季のみをPVとしての映像にもまとめましたので、掲載します。

この映像と具座のPVによって、自然と人々の営みが織りなす美しい瞬間を切り取り、四季が持つ独自の風景や体験をお届けすることを大事にしました。

具座での暮らしを通じて、自然と共生する豊かな生活がどのように営まれているのか、その体験の一端を映像によっても感じてもらおうと考えたのです。

映像で伝える空気感と没入感

映像制作において、一見目に見えない「その場の空気感」「人の温かさ」といった要素をどのように伝えるかが非常に重要です。

この魅力を映像で表現することができれば、視聴者を「その場にいる」かのような感覚へと引き込むことができます。

例えば、オーナーや宿泊者との自然な会話、周囲の風景、そして心温まる瞬間を捉えることで、見る人が具座の雰囲気や人々の温かさを表現できます。

このように、映像を通じて視聴者に深い没入感を提供し、具座の魅力をより豊かに伝えることを心がけました。

映像制作の手法:シンボルとメタファー

映像制作においては、単に視覚的な情報を伝えるだけでなく、視聴者に「感じてもらう」ことが非常に重要だと考えています。

そのため、具座の「趣」「人の温かさ」を表現するために、築140年の納屋の黒光りする梁や柱を撮影し、象徴的な意味を持たせました。

さらに、宿の常連客に密着することで、作り物ではないリアルな人々の温もりや心地よい空気感を捉え、宿泊者の自然な表情や体験を通じて具座の温かさと地域の魅力を表現することに工夫しました。

特に重視したのは、シンボルメタファーという表現手法です。これにより、視聴者が具座の本質を深く理解し、感情的なつながりを感じられるような映像作りを目指しました。

この手法を通じて、ただの映像ではなく、具座の持つ独自の物語や価値を視覚的に表現し、見る人に心に残る体験を提供したいと思いました。

撮影では山を背景にした一軒家を山暮らしのシンボル、趣のある宿の柱を、その建物が積み重ねてきた年月のシンボルとして、撮影しました。

撮影では構成上、冒頭で宿に常連客が訪れるシーンをメタファーに、訪れた人から見た宿への「発見」「驚き」を、夜の野菜料理を笑顔で食べる常連客と宿のオーナー夫妻の場面をメタファーに、豊かな山の恵みと人の温かさのもてなしを描くことを意識しました。

まとめ

弊社の映像制作の強みは、単に美しい映像を作るだけではなく、地域や企業の本質的な魅力を視聴者に深く感じてもらうことにあります。

今回の具座のプロモーションビデオでは、「日本の山暮らしを体験できる」魅力を視覚的かつ感覚的に伝えることで、視聴者に具座の本質的な魅力、つまりブランドを伝えることが軸となったのです。


映像制作事例:「農家民宿 具座」【YouTubeリンク】https://youtu.be/8n3YFsdj1DE

地域の魅力を最大限に引き出し、共感を生む映像制作をお考えの企業様、ぜひ私たちにご相談ください。

弊社は、あなたの魅力を引き出すためのストーリーテリングを駆使し、心に残る映像を共に創り上げるお手伝いをいたします。

このブログを通じて、弊社の映像制作の手法や考え方に興味を持っていただけると幸いです。

会社様のプロモーション映像制作などのご相談をお待ちしております。